契約前

リフォームが期待はずれの結果に終らないようにするために、依頼する側が一番チカラを入れたい時期は、契約前です。

依頼する前に自分の住宅がどのような状態にあるのかを把握するとともに、リフォーム業者にも分かりやすい形で提示できるようにしておくのが良いでしょう。
具体的には図面を用意しておくことです。
また、どのようなリフォームを行いたいのか。不満なところはどこで、それをどう改善したいのかを明確にしておくことが大切です。
家族の誰かが独断で決めてしまうのではなく、家族全員の意見を尊重したリフォームに なるようにしたいものです。

また、リフォームについてある程度の勉強が必要になるかと思われます。
法律による規制で、住宅によっては望みどおりのリフォームができないような場合も あります。
あまりにも専門的なことまで勉強する必要はありませんが、だいたいの予算の相場はどのようなものなのか、建材について、工期についてなど、 インターネットや雑誌・本などで情報は充分に集められます。
知って損なことはありませんので、そういった情報をもとにリフォームの案を練っていくと良いでしょう。

そして、いくつかのリフォーム業者に見積りを出してもらい、じっくりと検討すること。
これが一番大切なことかもしれません。
何社かに出すことにより予算の相場が分かりますし、悪質なリフォーム業者に引っかかってしまうのも避けられます。
とは言え沢山の業者に見積りを依頼してしまうとかえって迷ってしまったり、対応しきれなくなります。
多くても4社程度までに留めておくことをおすすめします。
見積りを依頼するときは他者にも見積りをお願いしていることを伝えること、また他の社に決定した際はできるだけ早く断りの連絡を入れることをお忘れなく。