浴室

浴室には知っておきたい2種類の工法があります。
「在来工法の浴室」と「システムバスまたはユニットバス」の2つです。

まず「在来工法」。
これは一戸建て住宅の浴槽に多く使用されているタイプの浴槽です。
利点は自分好みの浴室が作れる点。デザイン、タイル、浴槽の種類まで、
選択の自由度が高いのがこの在来工法。
しかし、この工法は現場で防水を施すという特徴もあるので、水漏れに関して言えば 絶対に安全とは言えず、マンションの場合はもちろん、一戸建ての場合でも2階に 浴室を作るには向いているとはいえません。
さらに、タイルを現場で貼っていく作業が発生しますので、工事には日数と費用がかかります。

そして、「システムバスまたはユニットバス」。
ユニットバス、と言うと多くの人が「浴槽とトイレが一緒になっていること」
と認識されているようですが、実はこれが間違い。
「ユニットバス」というのは、周りの壁と天井、浴槽が一体になっている浴室のことを 言います。
工場で生産されたパーツを現場で組み立てるという工事の方法をとるので、在来工法よりも簡単で、しかも安くあげることができます。防水性も高いです。
しかしもとから作られているパーツになるので、自由に思うままの浴室作りは難しくなります。
「システムバス」とは、ユニットバスの一戸建て用商品です。

また、浴室の構成だけではなく、浴室暖房を入れたり、給湯器を再検討するということも浴室リフォームにはかかわってきます。
室温が急激に変化することによって、人間は血圧が急激に上下に動きます。
これを「ヒートショック」と呼びますが、これは人間の身体にとっては
大きな負担となります。